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恋の記憶 

2009年03月25日 ()
これの前の記事にも書いてあるとおり
大好きな杉原さんの作品。
2月~3月のあいだに読んだ本のなかでは一番好きなお話。

恋の記憶 / 杉原理生 (SHYノベルズ)


思い出や、回想シーンが多く、センチメンタルなお話です。
穏やかに話は進んでいきます。

小さい頃は仲がよかった理也と高成。
なにがあったわけじゃないけどいつの間にか疎遠になっていた。
大人になって理也の姉の結婚式で再会したふたりが
また友達のようなつきあいを始めていきます。
でもその関係はどこか以前とは違っていて・・・。

そんなふたりの日々の積み重ねで物語は進んでいきます。
イメージとしてはだんだん温度が上がっていく感じ。
恋も急にすとーんと落ちるんじゃなくて
恋という山があってゆっくりその山肌を登っている感じ。

告白されて体を重ねた時の理也の戸惑い。
甘いだけじゃない現実を見てしまう思考。
男同士が不自然と思ってしまう不安な心。

そんな理也の不穏な心を知らずか
相手の高成は「デートしたい」「旅行行きたい」と
未来を穏やかに願います。

逃げ場が無くなっていく理也だけど
どうせいつかは離れるのだから・・・と思っているのです。
その臆病な気持ちが切ないの。

結局ふたりに決断の時が訪れてしまうのです。
自分から決断を下したのにセンチになってる理也。

ちょっと心が弱っている時に
お姉さんの旦那さんと台所に立つシーンがあるんです。
その時の会話と雰囲気が素敵でした。
なんて優しいんだろう。
なんて切ないんだろう。
ちょっとしたエピソードだし、感動があったわけでもないのに
とても暖かい雰囲気に涙が溢れてしまいました。

今までお姉ちゃんと旦那さんに思うところがあったけど
それがちょっと見方を変えれば違うものになって。

そばに居なくても
好きなひと、尊敬するひとの言葉や気持ちが
行動の指針になるって凄い。

高成の注いできた優しさが
結局のところ理也を支えていたのだね!
うわ~ん、そんなに好きなら一緒に居ればイイじゃん!!
素直になれよ~~!!と
またちょっと涙しながら思っていたら
ちゃんとハッピーエンドでした。

遠回りして遠回りしてやっと一緒にいる決心をつけた理也。
とってもヤキモキしたけど、
まあ、そんな単純に割り切れないのが人間ってモンですよね。
迷いもするし方法を間違えるし、自分の心だって分からない時もある。
でも修復することや新たな関係を築ける可能性はある。

相手が喜ぶかなって思って
優しくできる高成はいい男だよ。

ラスト、理也が高成を喜ばせたくって
言葉をつむぐところは涙が出ちゃって大変でした。

穏やかで優しい物語でした。

ユギさんの中表紙がこれまたイイんだ!!

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[2009.03.25(Wed) 23:02] -- 杉原理生Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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スローリズム 

2008年09月26日 ()
スローリズム (幻冬舎ルチル文庫)


こりゃまた、感想の書きにくい。
大好きだし、気持ちが昂っているから感想を書きたいんだけど
上手く表現できないこのもどかしさ。

主人公の水森は鈍感ちゃんです。
これでもか、というくらい鈍感です。
相手が可愛そうになります。(笑)
でもまっすぐでいい人なんです。

相手の矢萩は・・・物凄く忍耐のひとです。
なんていじらしい。出来た人間です。
水森がニブチンなのも理解して気持ちを尊重してくれる。
たまにぽろりと出てくる本人の生の感情が
人間くささを教えてくれます。

私が杉原さん好きだなぁ~って思うのは
会話の中でさらっとキャラが胸を打つ言葉を言うとこ。(私にとってね)

自分の人生の主役は自分で
生きていくって、自分中心になりがちだけど
生きているからには「自分」は誰かにとって
影響のある存在であるわけで。
それを分かった上で周りも大切にしようと思う
(思えるの)って難しい。

当たり前のことかも知れない
私が単純に不器用なだけかもしんない

読んでそんなことを考えました。
BL読んで人生(?)を考える。
自分を戒めるといか自分を律する言葉が好きなのです。

そのなかでも好きなセリフ
「俺はどうあっても変われないんだから
拒絶する人間にしたって同じことだろう。
自分はこのまま変わりたくないのに
ひとにだけ『変わってくれ』とはいえない」

言葉の端々から伝わる大切にしたいひとの思い
溢れる気持ちを大切にしていきたいなぁ。

ニブチンな水森が矢萩の気持ちに気づいて
いろいろな感情をグルグルさせているのが
とっても自然で好感度・大です。

センシティブというか、キラキラ系というかピュワ系というか
切ない気持ちがいっぱい詰まったお話です。

[2008.09.26(Fri) 12:38] -- 杉原理生Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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恋愛トライアル 

2007年10月14日 ()
相変わらず画像がありません。


杉原理生さんの2000年の単行本です。今は無きビブロス発行。
「星の国から」が面白かったので、勢いに乗って読んでみました。


・・・これはちょっと可愛すぎかな・・・?

吹山さんのイラストの広海ちゃん(ちゃんづけもどうなの?)と本文の彼があまり一致しないのです。うむむ。
それが結構な障害でした。

イラストを気にしなければいいんじゃねぇ?という問題かもしれませんが、気になるのです。(^^;)
もっと勝気そうな感じが絵から感じられれば受け入れられたのかな~?私のイメージは目ン玉でかくて、カワイイ系の顔なんだけど口元が勝気な感じ、でした。
う~ん、もったいない!

お話は可愛らしくてよかったんですけどね~。可愛らしすぎました。
センシティブな杉原さんが読みたいです。
という訳で、「世界が終わるまできみと」に期待しておきます。
[2007.10.14(Sun) 01:38] -- 杉原理生Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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いとしさを追いかける 

2007年05月27日 ()

杉原 理生 / 幻冬舎コミックス(2007/03)
Amazonランキング:52893位
Amazonおすすめ度:


上京を機に、高校時代に傷つけて以来会ってなかった先輩の掛井に電話した杜国。しかし、掛井は高校時代と同じように優しくて…。商業誌発表作を加筆修正し、書き下ろし続編も収録!!
イラスト/麻々原絵里依


最初はビブロスの小説b-boyで発表されたものです。小bを木原さん目的で集めていたものに掲載されていました。
雑誌掲載を読んだ時に、このなんともいえない世界観に浸って幸せな気持ちになったのを思い出します。しばらくお休みをしていらっしゃったようですが、復活して頂いて嬉しいです。

 : : :

物語はスリルを孕んで始まります。

傷つけた人を追いかけて上京する杜国。詰られるかも無視されるかもと思いつつ接していっても、相手の掛井は昔と同じ態度だし。
本心ではどう思っているんだろう?という杜国のもやもやと、掛井のひょうひょうとした態度にとってもドキドキしてしまいました。いつ地雷を踏むのか。いつ爆発するのか。
じれた杜国が「怒ってないんですか?」と疑問を投げかけると掛井は「怒ってるよ」と言います。そして逆になんで杜国が自分に頼ってくるのかを問います。このシーン、ひやりとすると同時に激しく高ぶるものがありました。このすれすれの感じがたまんねぇ・・・。(じゅる)

だまして傷つけた相手に掛井が本当にひょうひょうとしているんですよ。本心を見せずに煙に巻くというか。かっこ悪いところを見せたくないっていうのが徹底しているのがかっこいいです。
だまそうと思って近づいて、結果その通りになった杜国は自分でそういう部分はひねてると言っているけど、実際はそんなにひねてないと思う。それて人間誰しも持っているものから。だから共感できるんだろうなぁ。

状況に耐えられなくて杜国は爆発しちゃいます。「謝らせてください」と。杜国の感情の露土を受けてやっと掛井が自分の本音を現します。このときの会話が素敵でした。言葉には色々な意味があってニュアンスがあって時や状況によってぜんぜん違う風になっちゃう。そんな文章のカラクリ(?)の醍醐味や言葉のキャッチボールの楽しさみたいのを感じました。

くっついてからも杜国は自分のことが信じられなくて掛井とギクシャクしてしまいます。その時の掛井の対応が大人なんですよね~。ちゃんと正しいことを正しいと筋を通せる人なんです。しかも、杜国の気持ちを尊重してすべてを受け止めてくれるのです。「好きだから」という自分の気持ちだけで。泣けるほどいい人です。

ほのぼのとも違うし、シリアスとも違う、切ない系やセンシティブとでも言うんでしょうか、そんな作品です。ぐわっと大きな波や事柄があるわけではないけれども、穏やかな中にも確かな熱のようなものを感じます。最近読んだ本の中では一番のヒットでした。大切にしたい1冊です。



杉原理生作品/どれも読めていませんが(汗)期待が高まります。
恋愛トライアル
星の国から(上下)

[2007.05.27(Sun) 22:08] -- 杉原理生Trackback(2) | Comments(4) 見る▼
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COMMENT

ほのぼのしました by しおり
あおさま、こんばんは。
ボーイズラブの果実のしおりです。

掛井さん、ほんといい人でしたよね。
杉原理生さんの本を読んだのは、これが初めてですが、とてもよかったです。

トラックバック、送らせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。

by あお
しおりさま、トラックバックありがとうございます~。こちらも送らせていただきました。

掛井はいい人過ぎるくらい、いい人でした。そんな男に惚れられた杜国は幸せものだ。っていうか幸せになってくれ。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いします♪

by 白桔梗
こんばんは。おじゃまします。
白桔梗と申します。

先日はブログにお越しいただきありがとうございました。あおさまの丁寧なレビューに比べ、自分の突っ走った感想がなんとも恥ずかしいです…。

こちらからあおさまのブログにリンクを貼らせていただきました。
TBも送らせていただいたのですが、なにぶんブログに関してはド素人なもので、うまくいっているのかどうか…(ちょっと心配です)

今後ともどうぞよろしくお願いします。

by あお
白桔梗さま、こんにちは~。
ありがとうございます。トラックバックも嬉しいです。

私の感想は説明が下手な分長くなっているだけです・・・。毎回もっとびしっと短い文章で決められないものかと思ってしまいます。^^;

私もリンク貼らせて頂きますね。こちらこそよろしくお願いします♪

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