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風邪のおかげというべきか・・・ 

2007年02月21日 ()
発売日が過ぎました。
木原さんの「Don’t Worry mama」新装版が店頭に並んでいるのでしょう。そして「WELL」は23日発売。地元に入荷してくるのを待つべきか、ネットで注文しようか迷っておりました。
しかし、入荷待ちをしてやきもきするよりかは、ネットで注文して安心したいなぁということでネット注文することにしました。これで本屋に足を運んで落胆する心配もなくなりました。さあ、あとは発売日を待って到着を待つだけです♪

「WELL」の帯の次回配本をとっても楽しみにしていたりまします。吸血鬼がくるか、それとも飛び上がるか。ドキドキです。





先日の風邪のおかげというべきか、布団に入っても眠れないので本を少し読めました。その中でもピカイチだったのが・・・・


温室育ちの恋
温室育ちの恋
posted with 簡単リンクくん at 2007. 2.22
鷺沼 やすな著
オークラ出版 (2002.4)
この本は現在お取り扱いできません。


「温室育ちの恋」
作者は鷺沼やすなさん、イラストが蓮川愛さんです。

もしかしたら読んだことあったけ?と思いながら読み始めて、読んだような読んでないような・・・。う~ん、思い出せないから読んだこと無かったのかもしれない、と考えているうちに読み終わってしまいました。

読んだことあったけ?と思ったのはなぜかと言うと、この作品書評サイトでは評判がよくて、読みたいなぁとずっと探していた本だったんです。探している本と読んだことがある本が記憶の中でごっちゃになることありませんか?本屋に行くたびに常にその本のことを考えるからタイトルは完璧に暗記しちゃうし、どうしても頭の片隅でいつもある言葉になっちゃうじゃないですか。それで多分読んだ本持っている本と認識しまったのかな?


お話は、親の再婚で出来た兄に弟が恋しちゃう話です。・・・簡単すぎる。(汗)でもこれが一番端的で分かりやすいかと。他にもエピソードはいっぱいあるんですけど軸は弟-LOVE→兄です。カップニングは兄×弟なんですが、誘い受けです。というか、弟くん的には弟×兄の予定でモーションをかけたんだけど、なぜか兄が上になってた的な感じです。
この辺の流れが妙におかしかったです。なんていうんだろう、あはははは!というウケル可笑しさじゃなくて、なんか軽いコメディタッチの映画でも見てる感じで、ふふふふと口角が上がってしまう感じなんです。
だって絶対弟くんは攻めぢゃないよ~。(笑)ぜったいキミ受けでしょう!それなのに攻めようと頑張っちゃうんだも~ん!

主人公の弟くんは体温低い系の子です。自分の力量とかを冷静に判断しちゃう子です。小説家なんだけど、その小説を書く自分に対する冷静な判断が、凄いというか妙に説得力があって・・・そういうもんなんだと思ってしまいました。いわいる無気力君とも違うけど、どこか冷めていて常に自分を冷静に見つめている感じです。

兄を落とそう!と決めるところも妙に冷静というかはたから見たら(読んでたら)軽いというか、う~ん、軽いとは違うんだよなぁ・・・さらっとしている感じです。軽いって軽薄って意味合いが強いけど、それとは違うんですよねぇ。主人公の性格もだけど、物語の質感がさらっとした感じです。そのさらっとした感じが凄く不思議な雰囲気をかもし出しております。そこがやすなさん作品の魅力なのかなぁ。

さらっとしているんだけど
兄に裏切られたと弟君が感じる場面では、もんのすごい失望感でしたね。足元から崩れ落ちると感じる表現は久しぶりに見ました。(読みました)この「感じる」というのがミソで、ただ文章で「足元から崩れ落ちる感覚を味わった」と書いたとしても、読んでる側が主人公と一緒にそう感じてくれなかったらそれまでじゃないですか。
私は読んでいて絶望感を主人公と一緒に感じられました。それはもしかしたら語り口も関係しているのかな・・・。

語り口は完全なる一人称で、こんな文体は久しぶりに読んだなぁ~と感銘深いものがありました。
なんというか思春期に読んだ、講談社X文庫とかの恋愛小説を思い出してしまいました。(ピンクの背表紙のあれです)小泉まりえさんが好きだったのです。ああいう恋愛小説って完全に主人公の女の子の一人称じゃないですか。それを思い出しました。


とても萌えどころの書きにくい(苦笑)不思議な作品で、感想も書きにくくて、ちょっとぼんやりとした記事になってしまいました。
・・・というか、逆かも。どれもこれも語りたくなってしまうから書きにくいのかもしれません。読み返せば読み返すほど、むらむらといろいろなことを言いたくなってしまいます。

このお話好きなんです。素敵なんです。

特に喫茶店は主人公のお気に入りの場所なんだけど、そこは兄との思い出がないという一文が凄く印象に残っています。自分でもなんで?って感じなのですが。たぶん自分の領域を大切にしている子なんだろうとリアリティを感じたり。
ふたりの仲が気まずくなって、お家に帰りたくなくて兄の思い出の無いところでひとりの時間を過ごして・・・。なんか、傷心をいやすというか、傷ついた自分を必死に守ろうとしている感じが痛々しかったり。
まあ、そこで偶然カップルの別れ話の彼氏役に借り出されていた兄を見て、いろいろ誤解して失望感を味わっちゃうんですけどね。

あと、最後仲直りのえっつぃーが車内なんだけど、その車を停めているのは児童館の駐車場で、明日はこの場所を子ども達が何も知らずに(当たり前だけど^^;)この場所を通ったりするんだよね・・・と主人公が思ったりするのとか。
なんか現実的な思考回路がとてもとてもイイ味を出していると思います。
・・・これはオススメどころなのだろうか?(笑)
とにかく素敵な作品でした。


この作品、あとがきによると大昔の作品のリメイク版で、その時は弟×兄だったそうで、展開も違っていたようです。そちらも読んでみたいような気がします。キャラクター設定はそのままだったとしたらこの弟×兄でどんな展開をしたんだろう・・・う~ん。気になります。

お話的には「デザート」を目指したそうですが、確かにさらっとはしているから「デザート」的ではあります。けれども、私にとっては病み付きになる、忘れられないデザートになってしまいました。





ちなみにやすなさん、ワンピのゾロサンでも活動なさっているのです。「温室~」より先にそっちを読んだんですよ。不思議な雰囲気の作品だなぁとその時も思いました。その不思議さが不愉快とか不可解じゃなかったのでとても好感を持っておりました。っていうか、好きな感じの小説でした。気になる作家さんに追加です。
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[2007.02.21(Wed) 02:07] ■BL小説■Trackback(0) | Comments(0)
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