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秘密 

2007年05月26日 ()

木原 音瀬, 茶屋町 勝呂 / 蒼竜社(2007/04/21)
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悪夢を抱え街を彷徨っていた啓太は、杉浦と出会いセックスを条件に泊めてもらう。男と寝たい訳ではなく、啓太は自分のアパートに帰りたくなかったのだ。都合のいい相手でしかなかったが、次第に杉浦の一途さに心が揺れだし…。
イラスト/茶屋町勝呂


「中は見ちゃ駄目だ。絶対に駄目だ。」

まず帯のあおり文句が秀逸です。
これは本文の中の啓太のセリフなんだけど、秘密と言うタイトルと相まってもの凄く読む前から想像をかき立てられました。(覚悟とも言う)

雑誌掲載時はどうしようもないラストに「さすが木原さん・・・」と思った覚えがありました。今回単行本化にあたってラストを変えたということでどっちの方向に落ち着いたのかが楽しみだったり。

そのラスト、幻覚と現実の区別が着かなくて絶望する啓太。杉浦がナイフを持ち出して死のうとするところで現実に戻ってきます。
多分雑誌掲載時は啓太はこんな風に現実に戻ってこなくて、絶望のまま物語は終わったような気がします。なのでラストがとっても違和感でした。(押入れの奥にあるので雑誌が確認できなくて確証はないのですが・・・^^;)
でも、別バージョンだと思えばとても素敵なラストだと思います。

杉浦にとっては頭が悪いことをどうでもいいといってくれたこと
啓太にとっては幻覚と現実の区別がつかなくても大丈夫なこと
この相手がどんなんであろうと受け入れられるお互いの存在が幸福でした。まだまだ絶望が見えているかもしれなけど、明るい未来を想像できる甘いラストでした。

啓太の幻覚と現実の区別がつかないことをどうにかしてよと言っちゃうシーンはとても可愛らしかった。混乱の中に居る分、ある意味怖いシーンでもあると思うんだけど可愛かった。なんか幼い子どもをみているようでした。

 : : :

表題作のほかに番外編が2つ収録されています。
杉浦のおじ・榎本視点のお話と杉浦の家族についてのお話。
どちらともふたりのその後が垣間見れてほんわかするお話でした。

与えた分はちゃんと返してもらっている


それって素敵じゃないですか。
本編のラストではちょっと光は見えていたけどまだ混乱の中に居たのに、凄い進歩です。

とても幸せな気分になれるお話でした。
と考えると、ダークな表紙と帯のあおり文は読む人を選んじゃうかな?秀逸だと思うんだけど、そこがちょっと惜しいですね。
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[2007.05.26(Sat) 16:42] -- 木原音瀬Trackback(0) | Comments(0)
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